【応用編】楽しみ方と学び方

【応用編】楽しみ方と学び方

体験談から見るメリットと課題

使用しているツール

私たちのチームではペアプログラミングを行うために複数のツールを活用しています。主に使用しているのは、「Gather」「Figma(FigJam)」「Code With Me」の3つです。
Gatherはバーチャルオフィスツールで、特定の場所にアバターが集まることで自動的にビデオ通話が始まります。画面共有やチャットも可能です。
Figmaはデザインツールですが、ホワイトボードのように使えるFigJamという機能があり、アプリケーション設計を視覚的に共有する場面などで活用しました。
Code With MeはJetBrains社が提供する共同編集ツールです。リンクを共有することで複数人が同時にコードを編集でき、編集箇所の追跡も可能です。
上記のツール以外にも、Slackのハドル機能やVisual Studio CodeのLive Shareなども使用しています。Slackは気軽な音声通話とチャットが可能で、チャンネルに入っているユーザーならいつでも利用できます。Live Shareはコード編集の可視化に優れており、Code With Meと同様の機能を備えています。

ペアプログラミングで得られた技術的な学び

ペアプログラミングを通じて、特にフロントエンドの実装において多くの学びを得られました。CSSの書き方、Reactのコンポーネント分割、TypeScriptによるデータフェッチ処理など、これまで苦手意識のあった領域に対して理解が深まりました。
ドライバーとしてコードを書く際は経験豊富な人にナビゲーターになってもらいました、丁寧にアドバイスしていただいたので、納得感を持って実装を進められました。時には実装を交代してコードベースの共有も行いました。ナビゲーターとして参加した際は、疑問点を積極的に質問しました。経験豊富な人の思考を言語化してもらうことで、自分の知識の引き出しも増やせました。

効率化につながった

ペアプログラミングはコードレビューの時間短縮にも効果があります。特にバックエンドのクラス設計やデータの流れなど、言語化が難しい部分については、Figmaを使って図解することで認識のズレを防ぐことができて、作業の効率化につながりました。

チームにもよい影響があった

ペアプログラミングを通じて、チーム内のコミュニケーションも活性化されました。技術的な会話だけでなく休憩中の雑談も含めて、コミュニケーションを取る機会が増えたからでしょう。
チーム全体で行った振り返りの場でも、「ペアプログラミングを継続したい」という声が多く、ペアプログラミングがチーム文化として定着しつつあることを実感しています。